紀見FCが目指す『生涯スポーツ』

2022.12.02Fri.

紀見FCが目指す『生涯スポーツ』について

皆さま
いつも大変お世話になっております😊。
紀見FCの平田です。

さて今週は、紀見FCが目指す未来像、
『生涯スポーツ』をテーマに書いてみたいと思います。

ちなみにこの『生涯スポーツ』という言葉、
みなさんは聞いたことがありますか?

辞書によると、『生涯スポーツ』は
“国民すべてが老若男女を問わず,健康の維持,増進および人生の楽しみ,喜びとしてスポーツを行うこと。”
と説明されています。

つまり、ワールドカップや全国大会のような
大きな大会で好成績を残すことを目指す「競技スポーツ」とは対照的に、
『スポーツをする事そのもの』を楽しみ、
それを健康づくりや、地域の交流に繋げていこう、という考え方です。

そして、私が紀見FCを立ち上げたのも、
ゆくゆくはこの橋本市に(もっと言うと日本全国に)、
この『生涯スポーツ』の考え方を定着させたいという思いからでした。

逆に言えば、今の日本には、「ただスポーツを楽しむだけの環境」が、
あまりにも少なくないかな?
という疑問を抱いていたからでもあります。

日本はスポーツの盛んな国だと思います。
ワールドカップやオリンピックなどのビッグイベントは、
連日メディアで大きく取り上げられて、
私たちはその期間中、熱狂的に選手たちを応援します。

Jリーグやプロ野球などのプロスポーツでも、
毎試合ごとに何万人もの観客が集まります。

さらには、高校サッカーや高校野球などの学生スポーツでも、
全国大会は多くの注目を集めます。

そして、それは素晴らしい日本の文化だと私も感じています。

ただ同時に、スポーツというものは、
そういったスポットライトを浴びる一部のスター選手たちだけのものでは
決してないとも考えています。

プロや全国大会を目指す人や運動能力の高い人だけでなく、
あまり運動が得意でない人でも、
初心者でも、
高齢者でも、
老若男女が誰でも「自分に合ったレベルで」楽しめるもの。
それが、スポーツという物だと私は思っています。

しかし現代の日本のスポーツ界を振りかえった時、
そんな「本来のスポーツのあり方」から
少しずつ外れてしまってきている部分もあるんでは?
という疑問を覚える場面を、
個人的にはこれまで何度となく目にしてきました。

ちなみに私は中学・高校と、運動部に所属していました。
しかし、ただの普通の公立校でしたが、
当時の指導者の方針で、
週6日〜7日というけっこうな頻度で部活動がありました。

特に中学時代は、顧問がいわゆるスパルタ指導をする古いタイプの指導者で、
部活中に怒鳴られるのは日常茶飯事。
試合中にミスをした選手はイスを投げつけられたり、
チームメイトが殴られる場面も目にしました。
私自身も、顧問から罵声を浴びせられたこともあります。

そういったスパルタ指導でチームはそこそこ強くはなりましたが、
果たして「そこまでしてスポーツってやる物なのか?」
という疑問を、私はこの頃から抱くようになりました。

その後、大人になり、結婚して子どもが生まれ、
子どもたちがスポーツをやるようになると、
少年スポーツのいろいろな「負の側面」が目に入ってくるようになります。

試合会場で(県外の)対戦相手のチームを見ていると、
「何やってんじゃバカ!ドアホ!」
と、指導者に罵られながらプレーする小学生たちの姿を見ることもありました。
小学2年生くらいの子が、
泣きながら試合でプレーする場面も見たことがあります。

それらは決して頻繁に目にするわけではありませんでしたが、
頻度としては、とても珍しい場面、というわけでもありませんでした。

そしてそういった場面に遭遇するたびに、
「スポーツって、こんな雰囲気でやらないといけない物なのかな?」
という、学生時代に抱いた疑問が、
また私の頭の中で蘇ってきたのです。

それらの体験が、私が
・「競技志向ではなく、エンジョイ志向のサッカークラブを作りたい」
・「生涯スポーツを実現できる環境を作りたい」
と考えるようになった、直接のきっかけとなります。

ただ繰り返しになりますが、
私は競技スポーツを否定する気持ちは全くありません。

私がサッカーを好きになったのも、
もともとはワールドカップやJリーグで一流選手たちのプレーに感動したことがキッカケですし、
そういったエリート選手たちを育てる環境も、一定数は絶対に必要だと思っています。

ただ、サッカーをやる子どもの中で、
実際にプロになれるのは1,000人に1人とも言われています。
受験生が東大に合格するくらいの確率です。

そこを本気で目指している選手たちももちろんいるでしょうけれども、
それ以外の選手たち、
つまり全体のおよそ8割〜9割の子どもたちにとっては、

「辛い練習を乗り越えて勝利を目指す」ことよりも先に、
「スポーツを楽しみながら、健康な生活習慣をつくり、仲間を作る」

ことのほうが、まずは大切なんではないかな、
と私は考えています。

そういった理由から、紀見FCは
『サッカーを楽しむ』ことを最大の目的として
活動をスタートしました。

私自身、まだまだ至らない部分も多々ありますが、
1人でも多くの人にサッカーを楽しんでもらうこと、
そして生涯スポーツが文化として根付くことを目標に
活動を続けていきたいと思いますので、
どうか今後ともよろしくお願いいたします☺。

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